こぐま座のポラリス
3連星な彼らが道標となってまた照らしてくれますように。
いい歳をしてジャニーズにハマるとは思いませんでした。8時だJをリアルタイムで観ていた世代なのでもちろんジャニーズ自体に否定的な気持ちはありませんでしたが、だからと言ってそれはどうしても表面的なものをなぞったに過ぎないもので、大人になり経済力というものを持って万全の状態でハマるとは思っていなかったのです。
そもそもオタク気質な為、好きなものに対してお金を払う事も物を集める事もごく当たり前の事として行う下地が出来ている状態だったので仕方がないのですが、こんなに供給がしっかりとした3次のジャンルにハマった事がなかったので何と言うか何と言うか…恐れ多い……どうしよう事務所担みたいになったら……
こんな事を言ってますが、彼らKAT-TUNがデビューした頃の私は「ギリギリで生きるとかwww人生余裕もって平和に生きて行きたい」とか思っておりました。今でも可能な限り余裕と平和を求めてはいますが、如何せん楽しい事を求めてしまう駄目な大人なので人生設計とかした事もなければ考えた事もありません。税金も年金も滞納せず払ってんだからいいじゃんとか思ってます。そこそこ真っ当に社会人生活もしてきているんだからいいじゃないの。
まぁ、KAT-TUNに対して上記のように思っていた時期がありました。良く知らないのに「仲悪そう」とも思っていたし「絶対性格悪い」とも思ってました。完全にマスコミに踊らされてますね。その頃はバンドマンが大好きで(くるりの岸田繁と結婚がしたかった(当時とっくのとうに既婚者でした)、そこまでではないけれど、サブカルっぽい雰囲気や物が好きだったんでしょう。フリッパーズにコーネリアス、スーパーカーを聴いて王家衛が好きな私はリア充な雰囲気のある男性にはあまり興味がなく、だからもう明らかに生きてきた時間全てモテているみたいな彼ら6人はちょっとした恐怖の対象でした。だってUGGのムートンとか履いてたもん彼ら。懐かしい。
そんな私のKAT-TUNの入り口は中丸雄一さんです。友人Sと二人きり宅飲みをしていた時でした。カルーアを割るものが無くなったからと、水で割るという暴挙を行いながらもおすすめと称され一緒に観た動画があったのです。
これ！！！！！！！マジでこの1:52の中丸雄一！！！！！「眠るまで俺は君を愛すよ」のきれいに伸びる声！！！！！！はぁ〜〜〜！？！？！？！？本当かっこいいんですけれども？？？何ならお顔も一番きれいじゃない？？？とか思って一気にテンションがあがりました。あと振り返ってみてもやっぱりこの頃から一番サブカル女子受け良さそうなのが中丸さんですよね。
でもまぁ、上がった割にはやっぱりそこから深くハマる事は無く、たま〜にようつべで観たり聴いたりぐらいしかしていなかったのですが、その後V6担の友人の好意によりKAT-TUN LIVE Break the Recordsに連れて行ってもらいました。当時映像系の学校に通っていた為、モニターや機材、映像の作り方、どんな風に動作しているかにテンションを上げ、それとはまた別に今までのライブの経験と言えばライブハウスが基本で、大きくても武道館にしか行った事が無かった私は大変衝撃を受けました。
何と言ってもド派手。資本のあるライブとはこんなにもエンターテイメントなのか！！！と頭をガツンと殴られたような衝撃がありました。だって水出るライブとか経験ないよ〜本当お金あるって凄いよ〜。もちろんお金だけじゃなくその発想力が凄いんですけど、その時は本当に「可能性の広さ」という所に衝撃を受けたのを覚えています。考える事が出来ても実行出来る資本が無ければ意味が無いですし、資本があっても小さく纏まる人もいる事を考えると、幼い頃からその場にいる事で掛け合わせが凄く上手なんだなぁと今更ながらに思います。それとこの時私はほとんど曲を知らずに行ったんですが、それでも楽しかったのを覚えています。魅せる力に長けていて、分かりやすい表現かつ引き込むだけの個々の魅力を持ち合わせているなんて本当にグループとして強みが有りすぎる…。
この時、少し意外だなと思ったのはリア充だと思っていた彼らの演出が何と言うか…2次オタク受けが良いというか…悪く言うなら中2感があると言うか…少年漫画っぽいと言うか………多分それだけ彼らは等身大そのままだったんだと思うとなぜそこでハマらなかったのか…謎…
それでもまぁBreake the Recordsを経て、上田くんのかわいさに堪らなくなり完全にKAT-TUN内での興味の対象は彼になりました。圧倒的にお顔がかわいい！！！！！と当時の私は言ってました。あと「うえぷって呼ばれてるんだよ」と友達に言われてハァ〜〜〜？？？うえぷって何だよそのかわいいあだ名は！！！！！とか思ってました。思ってましたし、この子は絶対バンギャ受け良いんだろうな…(若干バンギャみたいな事もしていたので）思ってました。やっぱりバンギャ受け良かったみたいでその辺りは笑いました。いや〜上田くんが女形のギターとかやってくれたら本当すごい貢がれそうですよね〜。そんな流れで私マウスピースも実は行ってます。まさみんを見て絶対バンメンだし、絶対女形。バンド名までは知らないけど絶対そう。と思ってました。そうでしたね、懐かしい。何で瓦割ってるんだろうって疑問だったけれど、楽しかったしやっぱり上田くんはかわいいなぁと思いました。ジェーンマープルのお洋服着てくれたら似合いそうだなぁとも思ってました。大変申し訳ない。
それまで1枚もCDも買っていないし、曲もほとんど知らない、興味も薄れ過ごしていたんですが、就職していい加減仕事に疲れ心が擦り減っていた頃ですね。ふとした瞬間にKAT-TUNって今どんなだろ？（そこまで応援とかしてなかったけど）（まぁその中でも推してた方である）中丸くんと上田くんってどんな感じなんだろ今？？？と思って二人の名前で検索した事が沼に落ちるきっかけだったと思います。
ひええええええええ〜〜〜〜落ちるなって方が無理だろこれ……って思いました。いやもうシンメって関係性も凄く良いんですけれどぉ、何これこんなかわいいエピソードあるの？すごくない？ジャニーズってすごくない？もう幼馴染みみたいなものなんだね？かわいいね？癒されるね？擦り減ってた心を慰めてくれるね？はぁ〜好き。
その後はタメ旅のお正月特番を録画し、何だよ4人揃ってかわいいのかよ…って思いました。え〜作画良過ぎませんか？海に入ってもそんなきれいなお顔なの？テレビ出演する事でなる生活習慣の乱れによるむくみとかそういうのみんな無いね？すごいね……分かった今度はお歌聴いてみる！と思った時にはもう抜け出せない所にいたんだなと思います。
CDはとりあえずアルバムから揃え、DVDも手に入れました。完全に沼にハマりましたし何なら底で生活しています。
いや本当ジャニーズ凄いと思うんですよ…あんな綺麗なDVD映像が5000円程あれば買えるんですもんね…特典映像までついてるんですもんね。アニメや舞台系のDVDって基本高いですし、舞台なんて物によっては悲しくなるレベルのチャプター画面とかですもんね。もっとかっこいいの作るよ俺ぇ…みたいな気持ちになる事多々ありました。それがあのクオリティであのお値段…はぁ夢のよう。出てくる人の作画まで良いんですからね…本当目の保養だわぁ…。
そしてDVDを見れば見る程思うんですけれど、KAT-TUNって2次オタの為のアイドルグループなのかな？？？？？もうライブのコンセプトが、そう。絶対にオタクが好きなヤツ。ハマるヤツ。海賊ってさー！！！！！馬に乗ってアンコールってさー！！！！！惑星ってさー！！！！！パロなの！？！？！？！？みたいな事ですよ。本当ハイフンさんはお友達に2次オタがいたら見せるべきだと思います。すぐ沼に落ちるので。あと2次オタはお金払う事になれているので良いですよ。ゲスい言い方ですけれど私がそうです。
後は衣装のクオリティとか、フライングとかもそうですよね。正直現実の世界に期待していない部分をさらっとやれちゃう所が本当にテンションが上がるんですよね。それ私妄想していました夢見ていました本当にありがとうございます。という気持ちでいっぱいになります。
こういう事を書くのは多少躊躇いがありますが、何といっても彼らにはドラマ性がある。3度の脱退もそうです。それでも立ち上がれる彼らを見てると不撓不屈の精神を感じて胸アツ…。そして何よりも、その事をネタにして立ち位置を変えていけば、ある種楽に生きていけるのにそうはせず糧にして進もうとする真っ当で真摯な姿にこの先を見届けて行きたいと気持ちにさせるものがありますよね。何よりも彼らにとって大切で大事なものなんだという気持ちが本当にかっこいい。青春を過ごした仲間であり、青春が終わってしまったとしても大事なものなんだと解釈しています。違うかもしれないけれど。歳をとるとこういう所に滾ってしまう…。だって逃げ道あったら楽なのに…卑屈になったり僻んだりしたくなるだろうに…そんな道を選ばずきちんとまっすぐ歩いて行こうとする所がかっこいい。
あ〜だらだらと書いて何をどう書きたかったのかは全くもって忘れました。もういいです。大丈夫です。
10Ks!で思いました。彼らはこれからもきっと先を照らしてくれる不動のポラリスです。迷う事なく待ちます。歳を取ると待つのはそこまで億劫じゃない事が幸いですね。
おしまい。
